らぶピクチャー(完)

うちはヒョコっと、欄を庇うように立つ中島先生の脇を抜けた。



以外にちょろくて、一瞬、この先が少し心配になった。



―――パスッ





「・・・へぇ?」



うちの右肩に欄の頭がある。




うちの耳に、欄の不思議そうな声が聞こえた。



うちは欄をギュッと抱き締めてた。




「す、鈴木?」



「欄のばか。うちが怒るわけないやん。」




「え、み?」



「欄が幸せならうちも嬉しいっ。友達に彼氏ができて、何で怒るん?そんなん、友達やないって!!」




欄を少しだけ体から離して、その顔を覗く。



見事に涙でぐちゃぐちゃ。

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