らぶピクチャー(完)
「写真が好き。」
「ホンマに!?うちも写真好きやねん!ていうか、好きな写真家さんがおってな、その人の写真集が好きやねんけど。」
まさか、こんな近くにも写真好きな人を持つ人がいてるなんて。
まぁ、れーくんやなかったけど、近い人や。
「俺も写真は好きだ。親父のは特別。いつも帰ってくる時間とか不明だけど、撮って帰ってくる写真は最高なんだよな。」
「ええなぁ。羨ましい。うちも自分で、この星空の写真撮ろかな。」
「難しいと思うけど。一眼レフ派?」
「欲しいけど持ってへん。」
「じゃぁだめだ。きれいに撮るなら道具からだぜ?」
自分の手でレフカメラを持つマネをして「あっ」と何か閃いたらしいれーくん。
「どないした?」
「写真、撮ろうぜ。」