空に託す想い~叶多*空夏~
*海斗*
HRが終わってすぐに空夏は教室を出ていった。
行き先は多分屋上…
隼人が近くに来て
「さっき基山が言ってたこと気にするなよ?」
隼人が心配そうに言った。
「あぁ、サンキューな!」
俺が笑ってるのを見て安心したのか、隼人は自分の席に戻っていった。
ピコン
その時、俺のケータイがなった。
誰だ?
送信者を見ると風花さんからだった。
俺は慌ててメールの内容を読む
・・・風花・・・
海斗、空夏の事助けてあげて。
私も今から学校に向かうけど、間に合わないかも知れないから。
どうゆう意味だ?
空夏の事助ける?
メールの意味を考えてるともう一通メールが届いた。
・・・風花・・・
私を裏切った空夏の事許せないとか思ってるんじゃないでしょうね?
もしそうなら、それは海斗の勘違いよ。
始めに空夏を裏切ったのは私。
海斗、まだ覚えてるかなー?
陸のこと………
陸がこっちに戻ってきてる……
嘘だろ?
陸がこっちに戻ってきてるって事は空夏が危ない!
急いでこの事を空夏に……
キーンコーンカーンコーン
まじかよ……
俺は急いで空夏にメールを打った。