空に託す想い~叶多*空夏~
送信が完了したことを確認して俺は教室を出た。
一時間目はどの教室も大抵先生が来るのが少し遅れる。
だから、俺らのクラスに先生は来てなかったから、楽に教室を抜けた。
そして、俺が向かったのは1年7組……
扉が開いてる状態で、教室の中は騒がしかったから、俺は普通に1年7組の教室に入った。
「尾山ちょっと良いか?」
俺が1年7組に来たのは尾山に会うためだった。
「いいけど、授業の後じゃだめなのか?」
「空夏が危ないかも知れない」
俺が空夏の名前を出したと同時に尾山は反応し、近くにいたクラスメイトに俺授業サボるゎっと伝え
「海斗だっけ?
場所変えて話そうか」
「そうだな」
俺と尾山は教室を出て屋上にむかった。
空夏を助ける為に……
ガチャ
屋上に上がり空夏の姿を探す。
良く、風花さんとお昼を食べてる所に空夏を見つけ近づく。
でも、俺より先に尾山が空夏の所に行った。
尾山が空夏の近くに着いた瞬間、空夏の体が揺れ、倒れた。