空に託す想い~叶多*空夏~



「お前が何なのか分からねけど、これだけは言えるよ。

空夏の事これ以上傷つけたら、お前の事潰すよ?」




「やれるもんならやってごらん?

いつでも受けてたつよ?」





そいつの言葉を背中で聞き、俺は屋上から出た。




キーンコーンカーンコーン




屋上から出ると、ちょうど一時間目が終わるチャイムが響いた。






急いで教室に戻り、優、要、昴の三人を呼ぶ。




「どうしました?」




「優、今すぐ流星を動かして欲しい」



現トップである優に頼む




「どうゆう事だよ。

ちゃんと説明しろよ




「要、今は説明してる時間がねーんだよ。

速くしないと空夏が…」





「空夏ってあの海風のトップのことか?」






「昴、空夏の事知ってるのか?」





「あぁ。そいつなら、一時間目が始まって30分ぐらいたった時校門を抜けて行くのが見えたぜ」




昴の席は一番窓側だから、見えたのか。




「サンキュー昴。

優、流星を動かして空夏を見つけて欲しい…」






「お姉ちゃんがどうかしたんですか?」













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