空に託す想い~叶多*空夏~





「風花さん、空夏さん?
いらっしゃいますか?」


屋上に来たのは、海斗と彩乃だった。


入ってきた人を確認した私達は物影から出る


「風花さん、空夏さん。心配しましたよ!
お昼を食べに行ってから戻ってこないから
彩乃に連絡して、二人で探してたんです」


「ごめん、ごめん。
あ、そうそう良いとこに来たね。
話あるからちょっと座ろっか」


二人にさっきことを話した。


……………



少しの沈黙の後最初に言葉を発したのは海斗だった。


「風花さん。
俺、流星に潜入して、流星が何を考えてるのか探ってきます!」


自信満々の海斗

風花は、答えに困ってるみたいだった。


海斗はあまり顔が表にバレてないから潜入とかに向いていると、私は思ってる。


「風花さん行かしてください!」


ここまで頼んでるし行かせてあげてもいいんじゃない?



風花は少し考えてるみたいだったけど、決心したのか


「海斗、潜入して来てくれる?!」


海斗の目が輝いた。


「任せてください!!」


凄く嬉しそうに返事をする海斗が眩しかった。


良かったね海斗


「へましないでね」


「分かってますよ」


「ちゃんと私の横に帰ってくるのよ?」


風花…

海斗のこと心配なんだね。


「もちろんです」


そういって笑う海斗を見て風花の頬が赤くなっ
のを私は見逃さなかった。


もしかして風花海斗のこと…









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