空に託す想い~叶多*空夏~
第一章
ねぇ、今日桜が咲いたよ
ねぇ、今日満月だったよ
ねぇ、今日海に行ったよ
ねぇ、今日紅葉がキレイだったよ
ねぇ、今日雪が降ったよ
ねぇ、今日………
今日で,君がいなくなって十年たったよ…
君はずっと私の支えだった、いつも私の味方になっていてくれた
離れていても、想っていくれた
そんな君が好きでたまらなかった。
大好きだったよ、ほんとに
この十年ずっと君の仕草、声、優しさ忘れたことなんてないよ
思い出の記憶は消えてしまっていても、断片的に、途切れ途切れにたまに出てくる記憶
大好きな君との記憶…
空を見てるとより鮮明に想い出される
大好きだけど大嫌いな空…
空は君に似ているななんて…
今日も空を見ながら君との思い出を思い返す…