空に託す想い~叶多*空夏~
第一章




ねぇ、今日桜が咲いたよ


ねぇ、今日満月だったよ


ねぇ、今日海に行ったよ


ねぇ、今日紅葉がキレイだったよ


ねぇ、今日雪が降ったよ


ねぇ、今日………



今日で,君がいなくなって十年たったよ…


君はずっと私の支えだった、いつも私の味方になっていてくれた


離れていても、想っていくれた


そんな君が好きでたまらなかった。


大好きだったよ、ほんとに





この十年ずっと君の仕草、声、優しさ忘れたことなんてないよ


思い出の記憶は消えてしまっていても、断片的に、途切れ途切れにたまに出てくる記憶


大好きな君との記憶…


空を見てるとより鮮明に想い出される


大好きだけど大嫌いな空…


空は君に似ているななんて…





今日も空を見ながら君との思い出を思い返す…















< 3 / 113 >

この作品をシェア

pagetop