空に託す想い~叶多*空夏~
第三章
退院してから数日がたち今日から二学期です!
入院してすぐ夏休みに入ったからあまり勉強は遅れなかったけど…
先生に言い訳したり、親に心配かけて怒られたり、いろいろ大変な夏休みでした。
ってそんなことより大変だぁー!!!
「空夏、学校遅れるよ!」
二学期いきなり寝坊しました…
「待ってぇ~」
「もぉ!速く」
昨日久しぶりに両親が帰ってきたから、遅くまで起きてて、朝寝坊したって訳です…
「行ってきまーす」
彩乃と急いで学校に行く。
途中で転けて、彩乃に呆れられたのは秘密ってことで……
キーンコーンカーンコーン
「ハァ、ハァ、ハァ。
なんとか間に合った?!」
席に座ると前に座ってる風花が話かけて来た
「珍しくギリギリだね」
「昨日、久しぶりに両親が帰ってきたからはしゃぎすぎて寝れなくって…」
「クスクスッ!!
空夏さん子供みたいですね」
誰が子供だって!?
声がした方を見る
「海斗!?
もう体平気なの?」
「ええ。おかげさまで」
よかった…
てか、海斗に笑われた。
しかも子供扱いしてくるとは……
……あ!
いいこと考えた
私はニヤッと笑う