空に託す想い~叶多*空夏~
「風花~!
この前、私が海斗を助けに行ったやんか?
そんときにな、風花に伝えて欲しいって海斗から頼まれてたことがあんねん。
いろいろあって伝えてないから今伝えるな!」
「ッ!!
空夏さん、それはもういいです」
「何々?
空夏、教えて」
「それは、「やめてください。自分で伝えますから」」
お!
遂に風花も彼氏もちかぁー。
寂しくなるな…
「風花さん。
放課後、少しお時間いいですか?」
「いいけど。
今じゃダメなの?」
そう言って首を少し傾ける
風花…
それはダメ。女の私まで…
海斗も顔真っ赤になってるし
「どしたの?
海斗顔赤いよ」
「な、なんでもありません。
とにかく、今日の放課後伝えますから」
風花は納得が行かなかったのか、ぶつぶつ言いながらもちょうど先生が入って来たから前を向いた。
今確信した。
風花、あんたかなり天然だよ
まぁ、そんなことより海斗と風花がくっつくの楽しみだなぁー。