空に託す想い~叶多*空夏~
そして放課後……
海斗にがんばれっとだけ伝えて、教室を出る。
でも、このまま帰るっと思ったら大間違い、只今海斗と風花のあとをつけてます!!
「風花さん、あの俺」
生告白!
「ん?なに?」
風花その顔はだめだってば…
「俺、風花さんのことが好きです!!
良かったら俺と付き合ってください!」
「……………」
っておい!
風花固まっちゃってるよ…
しばらくたってから、そう時間にしたら三十分
やっと風花が口を開いた
「私でいいの?」
「風花さんがいいんです!」
「ありがと。私も海斗のこと好きです。
私でよければお願いします」
涙をためながら笑う風花が、今まで以上に綺麗だった。
その光景を観ながら一人で涙を流し、良かったっと呟いた。
いやー、いいもの見させて貰った。
さぁ、帰ろう
「空夏さん。いるんでしょ?
そろそろ出てきたらどうですか?」
どうやらばれてたみたい……
なら、仕方ない。
私は、二人から見える場所に移動する
「いつから気づいてたの?」
「学校を出た辺りからですかね」
始めからばれてたって訳ね……
「そんなことより、風花おめでとう!!」
「ありがとう」
「海斗、風花のこと泣かしたら殺すよ?」
私は黒い笑顔を浮かべ海斗を脅す
「わ、わかってますよ!
泣かすつもりなんかありません!」
「頑張っ!」
それだけ言って私はその場を後にした。