空に託す想い~叶多*空夏~
1.幸せを空に願う
風花と海斗が付き合って一週間…
「海斗ここどうやんのー?」
「ここはですね
………こうですよ」
風花の成績はトップクラスだから海斗に聞かなくても解ける。
それなのに態々海斗に聞く…
『ここテストに出るぞ!』
しかも今授業中なんだよね~
『おい!
そこのバカップル。聞いてんか!』
お!
先生ナイス
「あ゙!?
なんかいったか?」
ヤバッ!
「風花ストップ!!」
急いで止めに入る
「あ!
先生ごめんなさい」
頭を下げてから先生に笑顔を向ける風花
おいおい…
先生顔真っ赤になってますよー。
『も、もういい。座れ』
しかも、動揺しすぎでしょ…
50のおっさんのくせに
「はーい」
キーンコーンカーンコーン
風花が座るとちょうどチャイムがなった
『じゃあ今日はここまで』
「起立、礼、着席」
ガラガラガラー
先生が出ていった瞬間
「空夏屋上行こ!?」
「今から!?
次移動教室だよ?」
そう。
次はこの教室から一番遠い技術室に行かないと行けない……
「次の授業はサボる」
「はぁ~!?」
「海斗、またね」
ってサボり確定ですか!?
二学期はサボらないようにするつもりだったのに…
え?
不良のくせにって?
私、学校では真面目ちゃんですから。
もし、海風のことばれても普段真面目だったら言い逃れできるしね!
だから、海風と空風のメンバーは皆学校では真面目なんだよね。