空に託す想い~叶多*空夏~
「空夏~!」
なんで?
私のこと追いかけて来てくれたの?
そんなことされたら私期待しちゃうよ?
叶多が私のこと好きだって……
「空夏!!
なんで、逃げるんだよ」
そう言って近づいてくる
「空夏、泣いてるのか?」
「泣いてない…」
叶多にだけは見られたくなかった…
女子に嫉妬して泣いてる姿なんて
フワッ
叶多の匂いに包まれる
「泣けばいいじゃん。
俺じゃ、空夏の支えになれないかな?
空夏が泣いてる時に、ずっと傍にいるそんな存在になれないかな?」
また悲しそうな顔…
私より叶多の方が泣いてるみたい
「どうゆうこと?」
「俺、空夏のことずっと好きだったんだよ。
だから、その、俺と付き合って欲しい」