空に託す想い~叶多*空夏~
学校から家に帰った私は、遥香に刺された傷の手当てをしてから、両親に電話をかける
事情を説明すると、両親はすぐに帰ると言って電話を切った。
私はそのあと海に電話をかける
「海、今すぐに皆を集めて」
『わかりました』
『傷大丈夫なんですか?』
「平気」
『そうですか。
無理はしないでくださいね』
海も今日起きたことを知っているのか、それだけで詳しくは聞かずすぐに了解してくれた。
私は縄張りに向かった…