空に託す想い~叶多*空夏~
「空夏さん!
前から空風が来ました!」
「わかった。
みんなー!空風は私達と敵対してるチーム。
今日こそ潰すぞ!」
「オー!」
って言ってもまだ私は空風を見たことがない。
世間ではうちと空風が頂点に立つだろうと言われてるから、いつのまにか敵対してるチームになっていた。
そして、今日初めて海風と空風が出会う……
海風の前に空風がくる
私は一番後ろにいるため空風の顔が見えない。
「海風さん!
私は空風トップの富岡風花って言います!
そちらのトップの方と話したい。出てきてください」
風花?
風花ってあの?
いや、まさかねぇ。
ただの同姓同名だよね?
私は前に出る
下を向けていた顔をあげるとそこには、私の親友の風花がいた……
「まさか、空夏?」
「風花…」
「嘘でしょ?」
周りの子たちは状況が分からないのか、それぞれが顔を見合わせてる
私と風花はしばらくお互いを見つめあっていたけど、
「ほんとに空夏なんだよね?」
「そうだよ」
私が言うと風花はゆっくり近づいてきてそっと私を抱き締めた。
「ねぇ、空夏。
私空夏とは闘えない。
だから、空風と海風は共同戦はらない?」
急な提案に戸惑ったけど
「私も風花とは闘えない。
だから、その提案飲みます」
「ありがとう」
私と風花はそれぞれのメンバーの所へ行き事情を説明した後、共同戦のことを言った。
初めは戸惑っていた皆も納得してくれた。
それからは、私と風花の間に隠し事はなくなったと思ってた。
ずっと親友でいられるって………