空に託す想い~叶多*空夏~




空風は何も抵抗せずに、私たち、海風と流星が勝利した。








私が公園を後にしたのは決着がついた30分後…









皆を帰し、公園には私、風花、海斗、優の四人だけになった。









「何で、空夏さんは…」








それ以上は言えないのか海斗の声が途切れる。









「私は、風花を許せないから」









海斗が言いたいことは分かってるからそれに応える。









「風花さんは何も悪くないじゃないですか!?

その計画を考えたのは私です。私だけに仕返したら良かったじゃないですか!?」










「正直誰が考えたとか、どうでもいい。

私は彩乃を傷つけたことが許せない、偽善者?

少しでも傷つけば良かった?

ふざけんな!

それなら私だけでよかっただろうが!

彩乃を巻き込む必要あったか?」









違う…


こんなの本心じゃない!


風花気づいて…




私は今でも風花を…




でも、これ以上風花とは入れないから。


やっぱり私も人だから。


彩乃のことで、風花を憎んでる私もいる。



これ以上風花といると、いつかそれが爆発してしまいそうで怖いの




風花を傷付けてしまいそうで怖いの…





だから、今ここでバイバイ。




もう、お互いの道は交わらないように。




ここで風花とは縁を切ります










ありがとう。



大事な大事な親友










さようなら…










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