私とあなた
始まり
2007年11月15日中学2年の冬。私はあなたの事が好きでした。


ー最初は、ただ話してみたくて、からかってやろうと思って、「バーカ」ってメール送った。でも、名前入れるの忘れてて、誰だかわかんなかったみたいだね。ーそれがあなたとの出会い。


それから毎日メールして、相談ものってもらって、私はあなたを信じる事ができた。それで、「私、この人好きだ。」そう思っちゃった。あなたに恋しちゃいけなかったのに。叶わない恋だったのに。

その時あなたには大切な人がいて、私が太刀打ちできないような状態だった。゛幸せそうでいいなあ゛ただただそう思ってた。でもあの夜、あなたとメールしてる時、「総体にいる。」なんていうから、心がゆれて、「じゃあ今から行こうかな~。」なんて送っちゃった。送った後から後悔した。だってあなたが、「くれば!?ジュースぐらいおごるよ?」なんて言うから…。つい、私家を飛び出た。夜10時半の総体。そこにあなたはいて、私を待っていてくれた。いっそのこといない方が良かった。だって、ホントにあなたに恋をしてしまうから…。


一緒に話して、あなたの家の事、好きなモノ、普段どうしてるか、知っていくうちにどんどんあなたにひかれていった。


「空見てみ?」そう言われて見た空は、今まで見たどんな空よりキレイだった。あなたに初めてもらったジュース。今でも宝物なんだよ。


ねえ知ってる?私はあなたに会って、恋をして、色々な事を知ったの。優しさ、強さ、暖かさ、「幸せ」と思える心。でも、恋の辛さ、苦しさ、悲しみも知ったの。


それでも私は幸せだった。どんな時も幸せだった。
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