私とあなた
私は、今までの事を全部親友に言った。
言ったら、怒るかもしれないけど、これが私の気持ちなんだ。


私は二人も同時に傷つけた。それも事実。私は自分の事しか考えてなかった。それも事実。
でもあなたの…親友の気持ちも考えずに応援してた…ごめん。


最初は笑いながら聞いていた親友は、だんだんとしゃべらなくなった。
怖い。どう思いながら聞いてるんだろう。聞き終わった後、私を残して出てってしまったら?

私は言いながらドキドキしていた。

ついに言い終わった時、手で顔をかくし背もたれによりかかって動かなかった。…怒ってる?


「どうした?ねえ…どうした?」そう私は言って、どうにか顔を見ようとした。

その声にはっとしたのか、一瞬こっちを見た。え…?

一瞬見たあなたの目に光るのは、涙?

私は再び親友の名前を呼んだ。こっちを見た親友は…やっぱり泣いてた。


どうして…よ。なんで泣くのよ…。

親友の涙を見て、私も泣けてきた。

泣いていいのかな?一緒に泣いていいのかな?嫌いにならない?まだ親友でいてくれる?
分からないけど、次々と涙が溢れてくる。
今気付いたけど、私にはあなたが…親友が必要なんだよ。


私は涙をふきながら、「ごめんね。ごめんね。」と言った。
親友は、「なんで謝るの?むしろうちの方がごめんじゃん」と言った。


ありがとう。ありがとう。私は親友の大切さを知った。


そのあと、親友から手紙を受け取った。親友からの精一杯の気持ち。
また…あなたはいつも、何よりも友達の事を考える。
自分の事は後回し。もういいんだよ…。ありがとう。大好き。


私は家に帰りながら、あの人とメールをしていた。「お風呂入ってきた~」3回も入ってきたらしい。
気持ちをさっぱりさせたかった…?のかな…。


「そんなに入るとのぼせるよ~」私は母さんに頼まれたジュースをローソンで買った帰りだった。

「のぼせるにかけるっ」私は言った。
「のぼせないからプリンね~」…え…。
プリンを買うって事は…もう一度会うの?
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