私とあなた
11月末頃。あなたは大切な人に別れをつげた。
あなたは苦しかったでしょう。悲しかったでしょう。あなたは数日間学校に来なかった。それでも、メールだけは毎日してくれた。それが嬉しかった。あなたになんて声をかけていいのか分からない。けど、私はあなたの笑顔が見たいから。どうか笑って?


数日後、あなたはやっと学校にきて、いつもどおりだった。でも心では泣いてたんでしょう。気づかなくてごめんね。


12月23日、私は友達と遊んで、背中を押された。勇気をくれた。その日の夜、私はあなたに思いを伝えてしまった。あなたの返事はあやふやで、「真剣に考える。」そのメールの後、あなたから返事は返ってこなかった。でも、それで良かった。「諦めるね。」そう送ってからは、いつもどおりの日々が始まった。それでも、どうしてもあなたを目で追ってしまう。


あなたは私の中で輝いてた。今でも輝いているよ。それでも想いが届かないなら、諦めようと、年明けと共に、「卒業する。」そうメールを送って毎日メールするのはやめた。それでも、少しでも「好き」って気持ちがあると、その気持ちはどんどん膨らんで、やっぱ好きなんだ。こんなにも好きだったんだと思って。


あなたを想って泣いた。涙がかれるまで泣きつづけた。


好きになった。
好きです。
…好きでした。
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