私とあなた
次の日からも普通にメールをしていた。でも、夜からメールが来るから、いつも私が先に寝ちゃう。ごめんね。もっと話してたいのに。

そしたら次の日の夜。「今日は寝るなよ。」嬉しかった。やっぱり昨日、私のメール待っててくれてたんだ。ごめんね…でも嬉しい!!

「今日寝たらあれだ…」 なんだろ…。「あれ?!」


「ぷ…」 ぷ??あ…。 答えはすぐ分かった。「まさかとは思うけど、プリン?!」プリン…。その言葉を聞いて少し胸が痛んだ。


「当たり~♪」あなたは…もうこの前の出来事を忘れてしまったの?私が1番泣いたあの日の事を…。


それからメールは続いて、「学校では話せないね↓↓」私がそんな些細な事を話すと、

「俺、恥ずかしがりやだから話せない。ごめん。」と言った。


私とちょっとは話そうとしてくれてる?学校でわざわざ前に来たりするけど…それはきっと…。私じゃなくて私のそばの席の親友と話したいからだろう…って。 そう…思ってた…。そうなんだろうけどね。

きっとまだあなたは親友の事が好きなんでしょう。好きになった人って、簡単には諦められないもんね…。私がそうのように。


「夜は話せるのにね~」私はそう送った後、布団にもぐって目をつぶった。その時に、いつもiPodで流してる曲を流し始めた。


HYの「NAO」その歌詞は、私の心、そのまんま。


゛あなたの声があなたの顔が忘れられなくて゛目をつぶっているのに、すぐそこにあなたがいて、話してるみたい。

゛会う度にまたひかれてくこと。知ってて会いに行く。それでもいいの。心が叫ぶ。あなたに会いたいと゛

夜、会いに行っちゃいけなかった。あなたから離れられなくなるから。それでも、会いたくて、会いたくて、会いたくて。ただあなたに会いたくて。


会う度にどんどん好きになっていった。
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