私とあなた
目が覚めたら、いつもどおりの朝。少し頭が熱いだけ。

学校!!…メール…メール!!!!私は飛び起きてメールを打った。


「熱が出たー!!プリンだー!!学校には行く!!」あなたに会いたいから。それも学校に行く理由の1つ。私が毎日学校に行く楽しみは、あなたに会う事だなんて、あなたは知らないんだろーな…。


学校では、もうすぐ合唱祭だからその練習でいそがしかった。

その練習を私は楽しんで、あなたは嫌がってた。女子はカンカンだよ?ちゃんと歌わないとさ。


放課後の体育館の部活中、一緒にペアを組んでいた友達が、「あっ猿だ~」と言った。
その方向を見ると、そこにはあなたが歩いていた。


あ…。今日は部活出るんだあ…。


家に帰って、7時半頃、総体に行った。


別の友達に金曜日の7時半に総体に来て!!と言われ、約束していた。10分位中で座って待ってると、空手をする時の格好のまま出てきた。

友達は空手をしている子で、私と同じような恋をしている子だった。

「あっごめーん!!」そう言って近づく友達にいいよ~と言いながら、一緒に歩きだした。
その時、あなたからメールがきた。
「プリンはいいよ。それより熱大丈夫?!」また…優しい事ばっか言う。


その後も、「今日は暖かい服着て寝な」とか、「温かい風呂入れ」とか、ホントに嬉しい言葉ばっかり。

ダメだよ…。あなたは優しすぎる。だから辛いの。辛い。幸せ。幸せ…。幸せ?

幸せってどういう事を言うんだろうね…。
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