私とあなた
奇跡か偶然
3月1日(土)…私は塾が終わった後、いつも通り親友と毎週待ち合わせてるローソンに入った。メールを見ると、親友は今から家を出るらしく、何分か待つ事になった。
その間、あの人ともメールをしていた。

その時、売り場の所に、あの…プリンが置いてあるのを見つけた。あ…。すぐにメールを打つ。


「今ローソンにいるんだけどなめらかプリンホントにあった…。」そう送った後、一回そこを通り過ぎ、あの日あなたにあげたグミを2つ持ち、またプリン置き場の前へ…。


その時、メールがきた。「今ローソンにいんの?!俺今ローゼンにいる!!」ローゼンはすぐ近くのスーパーだった。


あ…。すぐ近く…。


迷った。手が、少しプリンの方に近付き、また静かに戻っていく。
…どうすればいい??

気付いたらローソンを出ていた。…グミと…プリンが入った袋を手に持って…。

ローゼンの方へ一歩歩きだす。
その時、「あ…。」


目の前に現れたのは…あなた。


な…んで?あれ?…。
「おー!!」私は驚きを隠せぬままさけんだ。そして思い出した。
「あっそうだ!!買ったんだよ!!!!」


そう言いながら私はプリンを出し、あなたに差し出す。
「えっいいの?!」あなたはキョトンとした顔でこっちを見る。
「うん!!」そう言って渡すと、「ありがとう!!」と言って受け取るあなた。


こんな時間が欲しかった。ずっと。夜だけじゃなく、明るいうちもあなたの顔が見たかった。
自然と2人とも近くの石段に腰かける。


「今日も遠いとこまで行ってきたの??」どうやら今日もサッカーの練習があったらしく、大きなカバンを持っている。

「ん~まあ今日は近い方だよ。」普段は日帰りで県外のとこまで行くらしく、凄く疲れるらしい。

「そっか~。でも疲れるね」そんな会話を続けてるうちに、今から親友がここに来るのを思い出した。

「今からうち遊ぶんだ~!!」
「え?今から?」
「うん!!ローソンで待ち合わせしてるから」

行こうとした時、「俺もローソンに用事ある」
…え
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