私とあなた
買いたい物があるらしく、私とあなたは一緒にローソンに入った。入った瞬間、私はあなたがいる場所から離れ、メールを見た。


「あと10分で着くよ~」 ヤバイ。あと10分だ!!!!


私はこんなに近くにいるのに話しかけられずメールを打った。
ホントは話したいんだけど。


「今から来る人誰だか分かるよね~?」送った後、あなたがいる場所を見る。嬉しいのに、なぜかビクビクしてる。

怖い。そんな思いがなぜか頭をよぎる。

すぐにメールが届いた。「ん~。分かんない;;」もお!!この鈍感!!

私は親友の名前を打ち、「気まずくなるよ!!」と打った。


メールを待ってる間、ドキドキする。どう思うかな…。

「ああ…。」たった一言。それだけで、ローソンを出て行こうとはしない。


…会いたいの?


私は親友に、あの人がローソンにいることをメールで伝えた。
「出ようか?」私がそう打つと、「うちは平気だけど向こうが気まずいと思うし一応出てくれる?」


その言葉になんだかホッとする私。

「うちがローソン出るね!!」あなたにそうメールを送り、私は…思いきりドアを開けて下を向いたままローソンを出ていった。


…バイバイ。


ローソンの前に立ち、ローソンの透き通ったガラスからあなたを見つめる。

あっ出てくる!!

私はとっさに歩き出して前の横断歩道の前に立ち、信号待ちをしているふりをした。

「あっ買い物終わったみたいだね~!!じゃぁまた偶然会える事を願います。」そう送った後すぐメールがきた。

「Bye,bye」…いつもそうだよね…。みんなにも…お別れする時このメールだよね。


私はこのメールをされるといつも胸が痛むんだよ。私はあなたの特別じゃないけど、みんなと同じは嫌なの…。ねえ、わかってよ。
< 25 / 39 >

この作品をシェア

pagetop