私とあなた
3月2日(日)…次の日、私は別の友達と遊びに出た。町田に遊びに行ってから、地元に戻ってきて駅の改札口を出てすぐ近くの売店を見ると、見覚えのある顔…。

私が見間違えるはずがない。そこにいるのはあなた。

また…また会えたね。どうしてこんなに会えるの?意外に世の中って狭いんだなあ。

それともこれって奇跡?…偶然かなあ…。


そのあと、「さっき会ったね~」とメールを送ったら、20分後「会ったね~」ときた。
気づいてくれてたんだあ!!なんだか嬉しい。最近は涙が流れないんだよ。笑ってばかり。

「うち通り過ぎた後に気づいたよ~」そう送ると、「俺は階段の所から気づいてた~」

え?!どこの階段…??まさか駅のホームからの階段?!私の事見つけてくれてた?
駅って…こむよね?その中で私を見つけてくれたの?…ありがとう。


「気づかなかったー!!」だって、普通分かんないよ…。
「町田から乗った!!」

…偶然?…それともやっぱ奇跡?

同じとこから同じ電車で同じ、この場所に戻ってきた。これってホントに奇跡だよね。
だって、学校が一緒で、クラスも一緒なのも凄い事なのに、こんな広い世界でこんなにも近くにいる。凄いよ。

私は今が一番幸せだよ。こんな幸せはあなたに恋をしなかったらきっと手に入れられなかったね。あなたのおかげだよ?


あなたは、私が毎日あなたを想ってるとか、見てるとか、そんな事は知らないと思うけど、いつか気づいてもらえたらいいな。


なんて…ついつい夢を見ちゃう。ありえないのに…。


…3月3日…今日は…私の誕生日。あなたは学校に来てくれるかな?あなたが学校に来る事が、あなたが笑ってる事が、一番のプレゼントなんだよ。

だから…きてね?笑ってね?

あなたは気まぐれだから、いつ来るのかなんて分からない。今日も、まだ来ない…。
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