私とあなた
やっぱり、始めから…住む世界が違うんだなあ…。私は普段おとなしいけど面白いグループにいて、私はすごく目立たない。

けど、元カノは、すごく目立つグループ。あなたはいつもふざけて、先生に怒られて、すごく目立つ…。


やっぱりあなたには元カノみたいな子がいいのかな…。

私は何かがふっきれたように眠りについた。もう…今日はあなたを想うのは止めるね。今だけはあなたを忘れるね。今は忘れて…いっその事ずっと眠っていたいから…。



次の日…「今日、決着つけるから」そう言われたのは放課後。そう言ったのは親友。

なんの決着かなんて分かってた…。もう一人、私を同じような恋をしている…友達もいた。3人で学校の階段の途中で話しを始めた。

「諦めるなら諦めるでもう…ハッキリしちゃお?」………。

「苦しんで、泣いてばっかじゃん?!」………。

「後悔するよ?絶対」………。

「今日1日考えて、明日の放課後までに決めてくれる?」………。

「うん」私は………。

帰ってからすぐ布団にはいった。………。
曲…聞こうかな……。

スピーカーから色々な曲が流れる。あ…この曲…。恋愛の曲。これも…。これも…。真っ暗な部屋でずーっと恋愛の曲を聞く…って…。


「はっなんか…悲しー…」

本当は…分かってた。ちゃんとしなきゃって。ちゃんと決めなきゃって。このまま好きでもしょうがない。すぐ諦める私のくせ。


好きから好きで突っ走れとか…諦めるなら諦めるでハッキリしろとか…。全部分かってるよ!!けど…けどね、本当に好きだったから…本当に好きだから迷ってしまうの…。


でも、私があなたを好きな事で、あなたが困って、苦しむのなら、私はあなたを好きになれない。それであなたが幸せになるなら、私はあなたを好きにならない…。


最初から好きになっちゃいけなかったんだから、今更好きになんてなれない。今までは自分の事ばっかだった。けど…今は………。
< 32 / 39 >

この作品をシェア

pagetop