私とあなた
夜12時30分。寝すぎたのか何なのか、とにかく寝れない。
何度も起き上がっては転がる。寝たい。寝ないと…色々な言葉が頭をよぎる。


゛本当はどうしたいの?゛…うるさい…。

゛どうして好きになったの?゛…だまれ…。

゛…後悔は…?゛うるさいうるさいうるさいうるさい。


耳をふさぐしかない。目をつぶるしかない。涙を流すしかない…。

「こーするしかなかったんだよ!!!!」真っ暗な部屋で一人で叫ぶ。

叫んだ後、記憶がうすれてく…。なに…?


目が覚めると、朝になっていた。………。ため息をついて、ゆっくり起き上がる。

……あ…学校行こう………。


学校ではなるべく普通にしていた。学校では話さないんだから大丈夫。なんの自信か、結構普通だった。

今日は4時間授業で、すぐ帰れた。それでも、部活があるからまた学校に行かなきゃいけなかった。早く帰りたかった。 家…。


帰ってる途中、友達が走ってきて、あの2人が探してたと思う と言った。


…え…?


そこはもう家の近くで、家からメールをしてみようと思い、家に帰ってすぐに携帯を開いた。

「もしかしてうちの事探してた?!もう家なんすけど…;;」数分後。「教室で待ってた。」絵文字も何もないメールは、怒りを表してた。


怒ってる…よね。


「ごめんなさい!!!!怒ってるよね…。本当にごめんなさい!!!!」

「まじ謝んないで」………。無理だ…。もう…無理だ…。


親友だけど…親友だから…こんな時何を言えばいいのかわからなくなる。


時計を見ると、3時。4時から部活が始まる。本当は3時30分に出るけど…「家…出なきゃ…」


私は携帯をにぎりしめて、ボーッとしたまま家を出た。


ちゃんと歩けない。目の前が真っ暗。どうしちゃったの…??
世の中ってこんなに暗かったっけ…。


「どうしたらいい??」歩きながらメールを打つ。「それは自分で考えて。じゃぁ」……。


「今日まじ終わりにするから。ばいばい。」携帯を閉じる…。
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