私とあなた
誰…?そう思っていた時、友達が…「ヒントはうちの仲良い子で、可愛くて、うちが元気ない時にいつも元気にしてくれる子!!」


言われた瞬間、私ははっとして親友を見た。

ま…さか…。そういえば中学1年の頃、あの人は親友の事が好きだった………


今も好き?


友達に、「わかった~!!」と言って、耳元に親友の名前を言う。

どうか、違いますように…。 小さく願いをかけて。その願いは、簡単に打ち砕かれた。

「当たり~♪」


パキッ 心の中で何かがくずれた気がした。砕けてく。砕けてく。何だか思いきり笑いたくなった。そして、泣きたくなった。
私の好きな人は私の親友を好きだった…。カナシイ…。


ただただ、その時は心で泣くしかなかった。

夜、部屋に入った瞬間涙がこぼれてきた。どうして?…どうして…こうなんだろう。悲しい。哀しい。カナシイ。ただ、涙を流す事しかできなくて。どうして私は親友になれないんだろう。
たくさん泣いた後、あの人にメールを送った。


「まだ親友の事好き?」 …「なんで?」すぐきた。「女の勘。当たるんだよ~♪もしかしてホントに当たった~?」ドキドキした。結果は分かってたのに…。「当たりかな。」
やっぱり本人から聞くと…辛い。
「じゃあ応援するね!あの子ニブイからはっきり言わないとダメだよ~?」その言葉から、私はまたこの人と毎日メールをするきっかけを手に入れた。嬉しかった。
たとえ、あなたに好きな人がいても、それが私の親友だとしても、私はまだあなたを見ていたい。見てるダケでもダメですか?


それから毎日、告白する日はいつだとか、どうやって告白するだとか、たくさん…たくさんメールで話し合った。でも毎日、「俺やっぱ自信ない。」なんてメールが来る。弱気にならないでよ…。あなたが誰か大切な人を見つけなきゃ、私は離れられないんだから。
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