私とあなた
私はこの弱気なメールがくる度、「諦めるなー！！恋は突っ走れー！！」と言う。この言葉は、一番自分に言いたい言葉。でも、私はあなたに頑張ってほしいから、応援するね。でも少しずつ胸が痛むのが分かった。大丈夫。自分にそう言い聞かせよう。あまりにも毎日弱気になるので、


「諦めるなら諦めるで、はっきりしましょう。それでも諦められないなら、あなたは予想以上にその人を愛しています。だから、もう突っ走って下さい。私はあなたがどうしようと、どう考えようと、あなたを応援していますから。」


そのメールを送った後、凄く後悔した。ホントは応援なんかできない。だって、あなたを好きだから…。でも、私の想いはもう伝えない方がいい。伝えられない。 その時、メールがきた。


「ありがとう。お前とメールすると勇気もらうねえ～。」


…なんだよ。なんでそんな事言うの？もっと…もっと好きになっちゃうじゃん。私の事好きじゃないなら、冷たくしてよ！！なんで優しくするの？

分かってる。それがあなたの優しさだって。でも、それでも、そんな言葉いらないよ。今は、あなたを想うと悲しくなる。


「応援はするけど最後は自分だあ！！頑張れ！！」そう送ってしまった。


頑張って。その一言が苦しくて。こんなに引きずって…迷惑かな？

だけどね、これが私の気持ちなの。恋ってこんな風に気持ちが重なって、空回りしてしまうものなんだ。

ごめんね。


「明日から告る」そうきた時、もう…私とあなたの関係は終わるんだ…。そう思った。


「おっやっと告る気になった？告ったら報告メールちょうだいね～♪」


「いつ告ったらいいかなあ？」………そんな事私にきかないでよ。自分で決めて、告って…諦めさせてよ!!!!


そう思いながら、私はカレンダーを見る。


今は２月だから…………２２日。とくに理由はなかった。けど、早く忘れたかった…。
< 5 / 39 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop