andante




ぐっと力強く腕を引っ張られた。


  
「きゃっ!」





ボフッとベッドに押し倒される。



わたしの目の前には、
白い天井と



わたしの知らない優ちゃんがいた。




いや、知ってる。




醒めた瞳をわたしは知っていた。




優ちゃんに一体何があったの?




優ちゃんに押さえつけられて動けないわたし。








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