桜姫~軌跡~





「紅竜?知ってるもなにも俺、紅竜の傘下の火炎の総長やってし」

えっ。めんどくさっ
せっかく友達発見出来たと思ったのに...

「そっか、で?紅竜って強いの?」

「俺が族総長やってて驚かねぇの?」 

「別に。」

「まぁとりあえず、紅竜は正統派の族でかなり強い中でも総長はすげぇー強ぇよ俺の憧れの人であり周りからも一目おかれてるすげぇー人なんだよ」

「ふーん。ありがと、じゃあね」

「えっ?待てよ!どこ行くんだよ!!」

「さぁ?あたしにはもう声かけないで?」

うん。その方がいい

別に友達作りに来たわけでもないし。

あたしは立ち上が屋上に向かおうとしたとき

「待てよ、何でだよ!!せっかく会えたのに..」   

「....なんでだろうね?」
あたしはそう残して、屋上に向かった。
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