桜姫~軌跡~
教室を見渡した時、一人の奴と目があった。
他の奴等にも、見られてたけど…
まぁそれはいいとして。
そいつは、剣斗だった。
あたしは、剣斗に言った事を思いだし
絶対なんか言われると思った。
通り過ぎようとした時やっぱり声をかけられた。
「楓。よっ!」
「はょ…」
何だ、なんにも聞かないんだな。
助かった。
あたしは、席に行こうとしたが、
席の周りを見て思った。
紅竜の奴等が、あたしの席の周りにあることを忘れていた…
幸い、奴等は来ていない。
どーせ来ねぇだろうと、安心した矢先。
「先生おはよっー!」
この声!理事長室で聞いたぞ。汗
完璧紅竜だろ。
あとに続くように、
「はよっす。」と、理事長室で聞いた声が全て聞こえた。
非常にヤバい。
あたしまだ、顔まともに見てないから
全然分かんないけど…
あいつらは確実にあたしの顔をおぼえてるだろ。
振り向いたら終わる
でも、席についたら結局向くしかない。
そんなこと考えてると…