桜姫~軌跡~
「楓ちゃんに、話があるから。ここじゃ何だし、屋上行こうか。壱己それでいい?」
ふーん。壱己つー奴が総長か。
外見は、黒に赤のメッシュ。
目が鋭くて、
大抵のその辺の奴等は、睨まれたら終わるな。
口数少なそう。
「ぁあ。」
声は、ハスキーで理事長室で、印象的な声の持ち主だった。
とりあえず、屋上いくか。
逃げてばっかいても、何も変わらないよね。
「わかった。」
案外素直に行くと言ったからみんな驚いていた。
あたしたちは、屋上に行くため教室をあとにした。