桜姫~軌跡~


「よってけ。友達ん家寄ってく感じで」

ずっと黙ってた壱己がそう言った。

友達ん家寄ってくて、

こんな年忌が入ったでかい倉庫を友達ん家とは、考えらんないよ…?

まぁでも、不器用な優しさ何だろうな?

何となく、こいつが総長やってるの分かった気がする。

常に、無愛想な感じがするけど

優しいやつなんだな。

「ん。」

ん?あたし今…

「やったぁ!もう認めたからね?

楓!今から取り消しとかないからね!?」

「…っ!今のは、売り言葉買い言葉っいうか…。」

やっちゃった…。

日向の眼差しが…

帰らないで?って言ってる…

「あーもう。分かったよってくよ。」

「やったぁ!」

「はぁ…。」

日向の可愛いさは、調子狂う。



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