その瞳で舐めあげて
会議室のような場所で立鍋さんと2人。

机に置かれたのは私が伊澤郁箕に

インタビューした雑誌。

やっぱ苦情か。



「倉田さん、伊澤の専属記者に

なりませんか?」



「…はい?」

もう怒られるの承知で力いれてたのに

身体の力がどーっと抜ける。


「今まで記者さんもカメラマンさんも

個別で頼んでいたんだけれど

倉田さんは両方できますし、凄く綺麗に

輝いて撮って下さるの♪」



運悪くカメラマンがキャンセルして

私が兼任しただけなんだけど…

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