その瞳で舐めあげて
肩を引かれて後ろから
抱き締められるような姿勢になり、
口を手で塞がれる。
「…んぐっ」
しまった、声が。
「あー人はいません、友人の犬を
預かってまして…」
立鍋さんに突かれたらしい。
必死に私が腕を引くと口を塞いでいた
手が前から肩を抱く形に戻る。
「逃がさないって言ったでしょ」
郁箕を睨みつける。
「でも、立鍋さん迎えにくるから
離さなきゃね」
パッと腕が離れる。
「さよならっ」
「また後でねー、また来てねー」
死んでも行くかっつーの。
抱き締められるような姿勢になり、
口を手で塞がれる。
「…んぐっ」
しまった、声が。
「あー人はいません、友人の犬を
預かってまして…」
立鍋さんに突かれたらしい。
必死に私が腕を引くと口を塞いでいた
手が前から肩を抱く形に戻る。
「逃がさないって言ったでしょ」
郁箕を睨みつける。
「でも、立鍋さん迎えにくるから
離さなきゃね」
パッと腕が離れる。
「さよならっ」
「また後でねー、また来てねー」
死んでも行くかっつーの。