その瞳で舐めあげて
「わざわざ送ってもらって…」

「いいのよ、郁箕がお世話に

なるわけだしこれぐらいは毎回

してあげる!」

「すみません…」

「あ、

でもたまには飲みに付き合ってね?」

「はい、

立鍋さんはよく飲みそうですよね」

「よく言われるのだけど

そこまで強くなくて、すぐ

飲まれちゃうの」


「そ、それは…」

「だからそのときは丹音さん、

宜しくね♪」

「えー、頑張ります」

「くふふ、ここでいいかな?」

「あ、はい。ありがとうございます」

「じゃ、またね」

運転席から手を振る立鍋さんに

手を振り返す。

今日は色々あったな…

郁箕に連行されたのも今日だし。


ピリリリ…

知らない番号…

「はい」

『丹音?』

一瞬で思考停止した。

な、なんであいつが?

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