その瞳で舐めあげて

それから丸2日寝込んだ。

年取るってやっぱり辛いと痛感。

「やっと治ったね!」

汐里は結局泊まり込んで

ずっと看病してくれた。


「うん、ありがと」

「丹音、仕事は?」

「来週までない」

「え、何その楽な仕事!」

「来週から2週間帰って来ないから」

「ええ、さみしー!」

自分から泊まり込んできておいて…


「買い出し…」

起き上がって着替える。

「私も行くよ!」

「汐里こそ仕事は?」

「あれ、聞いてなかった?

これでもまだ専門学校生なんだけど」

「寝てて聞いてなかった」

「取り敢えず今日は休む!」

今日は休むって

ここ2日休んでるし…

「午後からは出なよ?」

「はーい♪」


支度をして2人外に出た。




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