その瞳で舐めあげて
Fourth kiss
“関係のイミ”
_ワールドツアー出発当日。
19時頃。
「丹音ー、元気でね!」
汐里に抱きつかれる。
「二度と
会えないわけじゃないんだから」
「そうだけど…頑張ってね!」
「はいはい」
「空港まで送ってあげようか?」
「いいよ、学校帰りでしょ?」
「そうだけど…」
「国際電話は金かかるけど
一回くらいならいいよ」
「ほんと!?じゃあ掛けよ♪」
「じゃあ行ってくる」
「うん、ファイト!」
手を振る汐里に見送られて
タクシーに乗って空港に向かった。