その瞳で舐めあげて
家は布団だから

ホテルのベッドが暖かくて

居心地がいい。



日が射して時計を見ると

6時。

起き上がって着替えて


朝食へ向かう。




「おはよう、丹音さん」

「おはようございます」

立鍋さんの声。


バイキング形式で

立鍋さんと同じテーブルに着く。



「…大丈夫?」

「…っえ?」

「いつもの丹音さんじゃないから

もしかしてホームシック?」




「まぁ、そんなとこでしょうか…」

苦笑い。

「もしかして…コレ?」

親指を突き立てる。

「は…?」

「あれ?分かんないかしら」

「古いですよ、立鍋さん」

頬が緩む。






「図星のようね」

「え?」

「いえ、こっちの話♪」



立鍋さんは再び食事を始めた。

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