美しい翼を持った飛べない天使
「じゃあ1時過ぎに戴こうかな、

起きてたらでいいけど」

「わかった」

「じゃ、寝てたら叩き起こして」

兄貴が自分の部屋へ戻って行く。

「…だってさ」

「え?」

「夜食持ってけば?」

「泊まっていいの?」

「兄貴に会えなかったから

それも魂胆だったんでしょ?」

「え、気付いたの!?」

「…勿論、そんなこと青太郎でも

気付いてる」

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