美しい翼を持った飛べない天使
「そうなんだー、幼馴染って

くっつくものじゃないんだね」

「もう家族みたいなもんだからね」

「恋としての好きとは違う好きに

なっちゃうしね」

青太郎が俺たちにスポーツドリンクを

渡しながらいう。

「面白いこと考えたりして!

将来、お互いの子どもを

結婚させよう!って」

「私はそれで吹っ切れないな…

なんてね」

水雪が頭を掻く。

俺には告白してるように聞こえた。


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