美しい翼を持った飛べない天使
「なんで今ごみ捨てを?」

「あまりにも量が多かったから

…ねぇ、陰吏?」

俺にふるなよ!

「あ、ああ…早くしないと鐘鳴るから

行くぞ」

「う、うん」

お互いテンパって

タイミングが合わない。

ゴトッ

ごみ箱が手から滑り落ちる。

「大丈夫?」

水雪がごみ箱を覗き込むと

顔が一瞬にして暗くなる。

「陰吏のバカ!」

「は、お前だろーが!」

「勿論2人はやってないんだよね?」

「う、うん…」

美翼は頷く。



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