美しい翼を持った飛べない天使
「青太郎くん…?」
「わかんないよ、見つけたときには
もうごみ箱にあって…」
美翼が必死に話し続ける。
「青太郎くんだよ、
私のは食べられない、
貰い過ぎて食べられないって…」
「紫之ちゃ…」
「大丈夫、無理にフォローしなくて」
水雪が走り去って行く。
俺は何も言えないまま。
グリッ
「…ってーな、美翼」
俺の足を踏み付ける。
「何で何も言わないのよ!」
「言っても今は無駄だろ」
「励ますのが普通でしょ!?」
「俺そういうの無理だから」
「こんの…クソナイーブ!」
「は?こんの御節介女!」
「御節介?喋るときは皮肉ばっか
言って…」
「…ってそういう俺たちが喧嘩してても
仕方ないだろ」
「そうだね…雨だ、紫之ちゃん
大丈夫かな…」
「青太郎次第だろうな」
ごみ捨てを終えた俺たちは
校舎内に戻った。
雲行きがどうにも怪しく
一波乱、いや一嵐来そうだ。
「わかんないよ、見つけたときには
もうごみ箱にあって…」
美翼が必死に話し続ける。
「青太郎くんだよ、
私のは食べられない、
貰い過ぎて食べられないって…」
「紫之ちゃ…」
「大丈夫、無理にフォローしなくて」
水雪が走り去って行く。
俺は何も言えないまま。
グリッ
「…ってーな、美翼」
俺の足を踏み付ける。
「何で何も言わないのよ!」
「言っても今は無駄だろ」
「励ますのが普通でしょ!?」
「俺そういうの無理だから」
「こんの…クソナイーブ!」
「は?こんの御節介女!」
「御節介?喋るときは皮肉ばっか
言って…」
「…ってそういう俺たちが喧嘩してても
仕方ないだろ」
「そうだね…雨だ、紫之ちゃん
大丈夫かな…」
「青太郎次第だろうな」
ごみ捨てを終えた俺たちは
校舎内に戻った。
雲行きがどうにも怪しく
一波乱、いや一嵐来そうだ。