溺愛彼氏とヤンキー彼女












「僕は最低かもしれない…
だって、美亜は居なきゃならない存在だって今になって気づいたんだもん」










淕…ありがとう








『私は白銀には戻らない…けど、
淕は戻りな?お前は白銀にとって必要不可欠なんだから。そりゃ、ゆくゆくは世代交代しなきゃだけどな』













淕はふるふると首を振った






「美亜は何も分かってない…今の白銀…いや、僕らの世界で必要なのは美亜なんだからね」













え?








「龍の時みたいに…皆が傷つくのはもう見たくないんだ」











淕は目に涙をためて私を睨んだ










「神崎美亜!僕は貴女に着いていきます!!」








淕…








「美亜さーん!!」







今…下から声が








校門辺りを見下ろすとその周辺に白銀…だけじゃなく黒神のメンバーがいた







「俺達はー、神崎美亜に着いていきます!!白銀総長万歳!!」













皆…ありがとう…ありがとう…













私はその場で泣き崩れてしまった




















美亜side 終わり



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