溺愛彼氏とヤンキー彼女










雪吹side




「保健室…って蓮!?」



やべっ、追いつかねーかも








ガシッ





蓮は誰かに支えられた






『やっぱり』





「え?」






意味が理解できない







『さっき抱きついた時に少し熱かったから』






おぉ、美亜ちゃん…そんな恥じらいもなくよく言えるね






『雪吹君、保健室に連れてったらいい?』





「え?あ、うん」






女の子に運ばせるのはどうかと思うけど…おもしろいからいっか








って…






「自分より大きいんだよ?」







俺がそう言うと美亜ちゃんはあっけらかんと答えた






『蓮軽いし』





確かに蓮は細いよ、でもね











いや、もうつっこまない方がおもしろいかも











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