あの真冬の奇跡は…
第1章
**辛い現実**
学校が終わりすぐに何時ものように
病院に向かう私。
ダッダッダッダッ
ガラガラーッ
「幸希人っ!!」
『あ、雪花!
今日は早かったねっ』
と、笑顔で言う
幸希人
その笑顔を見る度に
このまま時間が
止まればいいのにな…
なんて、思ってしまう自分がいる。
でも、幸希人と私がこうした時間を過ごせるのもあと少しだ。
幸希人は、あと
半年しか
生きられない。