魔法の帽子


あたしの目の前には3人。


いや、人……なのか?


魔女一名、吸血鬼二名。


そのうち一人は、もろ人のようには見えない。


「なんであんたらが来てんのよ」


ふて腐れたようにいうと、魔遊が言い返してきた。


「だって、悪魔払いしてるときの瑠美ちゃん、すっごぉくかっこいんだもん!」


あらま、照れるじゃない。


あんたもついにあたしを尊敬する気になったのね!


……って、あほかあ!



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