魔法の帽子
この世には、あまり信じられていないが、魔女が住んでいる。
魔女は普通の人には見えないが、魔法を使うときと、深夜にだけ普通の人にもみえてしまう。
このようなのは純粋な魔女の家系だけで、魔遊はここにあたる。
あたしは、魔女と人間の血が混じったような感じ?らしくて、昼間は魔法を使う使わない関係なしに、誰にでも見える。
「瑠美ちゃん、あたしねえ、昨日はあと少しだったんだよ!」
「嘘おっしゃい!あたしのクラスの子があんたの悲鳴を聞いたっていってたよ。」
実は最近、話題になっている『女の悲鳴』の正体は、魔遊である。
魔遊ぐらいの年になると、みんなほうきに乗って飛び回るのが当たり前ならしくて、いつも夜に学校の屋上で練習してたのだ。
あたしもたまに見てあげてるんだけど、お世辞でもうまいといえない。
確実に下手っぴな部類にはいるでしょう。
「ほんとだもん!瑠美ちゃんは、見てなかったでしょ!」
「まあ、そうだけどね。」
「絶対だよ!今日は来てよ!」
「は〜い、はい。」