魔法の帽子
さっきまで怒鳴ってたのに、いきなり、縮こまったりしたら、そりゃびっくりするよね。
「ごめん…、大丈夫だよ。」
「………」
自信はないけど、ちゃんと笑顔は出てたと思う。
「さっ!雅人も怪我してんだし、一回あたしん家来てよ。手当てするからさ。」
下を向いて服のよごれを払っていたあたしは、雅人達が悲しそうな顔をしているのに気づかなかった。
☆チョイ付け足し!☆
「あれ。そういえば、トロイアっていう悪魔は?」
「トロイア?ああ、あの悪魔ならサイヤが倒したぞ。」
『どーもです!』
「あら、そう。ありがとう。」
『え、冷たくね!?ひどくね!?』
「さ、片付けよ〜」
『瑠美さああん!?』