魔法の帽子
柱の顔
家に向かう途中もあのときの様子が頭から離れずにいた。
――瑠美……―――
………大丈夫。
あたしはもう、ちゃんと前をむけているはずだから。
「と〜ちゃく!!」
あたし、魔遊、雅人、ヌマの4人は、あのあと、後片付けをしてから、あたしの家に向かって、今、到着したところだ。
あ。ヌマはホントはヌドっていうらしいけど、あたしはヌマでいく!
理由は、もう慣れちゃったから。
ちなみに、雅人は『サイヤ』、魔遊は『ヌー』って呼んでるみたい。
ヌーはさすがのあたしもひどいと思ったけども。
まあ、ヌマも諦めたようなのでほっとくとして。