魔法の帽子


もちろんそんなんで怖じけづくあたしじゃないので、逆にあたしが脅して勝利をおさめた。


ふっふっふ、あたしに勝とうなんて千年早いのさっ!


「ああ〜あ、ヌー君帰っちゃたあ!瑠美ちゃん、早すぎるよ!!」


「何言ってんの、元はといえば、雅人の怪我を手当てするために来たんだから、そんなに遊ぶ必要なんてないの!」


「けーちぃー!」


「はいはい。ご飯にするから早く戻りな」


「はあーい!」


今日はやけに素直だから、魔遊の好きなハンバーグにでもしてあげよっか。


< 68 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop