魔法の帽子
もちろんそんなんで怖じけづくあたしじゃないので、逆にあたしが脅して勝利をおさめた。
ふっふっふ、あたしに勝とうなんて千年早いのさっ!
「ああ〜あ、ヌー君帰っちゃたあ!瑠美ちゃん、早すぎるよ!!」
「何言ってんの、元はといえば、雅人の怪我を手当てするために来たんだから、そんなに遊ぶ必要なんてないの!」
「けーちぃー!」
「はいはい。ご飯にするから早く戻りな」
「はあーい!」
今日はやけに素直だから、魔遊の好きなハンバーグにでもしてあげよっか。